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よくある質問

Q リュウセイフォントとは?

A 老眼になって初めてフォントに興味を持ちました。それまでは漫画雑誌のグラフィックデザインをやってました。住まいに住み心地、部屋に居心地、洋服なら着心地、クルマなら乗り心地や、心地よい音楽があるように、人は心地よさを求めて生きているのではないでしょうか。

 

私は読みやすさに「目ごこち」を求めました。リュウセイフォントの目的は、変型による面積拡大で、漢字を潰さずに読みやすくする研究開発にあります。かって面白ロゴはさんざん仕事でやらせていただきましたので、その経験を活かし老眼にとっての読みやすいフォントを追求しています。

老眼ってイヤになりますね。

Q ドミナントやトニカってなんですか?

A 音楽がずっと好きです。ほとんどの音楽はDominant⇒Tonicのコードで解決し、充足したサウンドや感動が得られます。長体10番から平体5番まで正体概念がなく、歪みに強い平均的なエレメントを採用したのが動的なドミナント。従来の正体フォントのように使えて変型感の少ないトニカ(トニック)の2つの方向性で文字キャラクターを分類いたしました。

 

アイデアはイメージです。私は変型とは音階ではないかと考えました。太さは音の強弱(フォルテ、フォルテシモ、メゾピアノ等の)、書体デザインは楽器の音色、組版はサウンドです。文章表現はメロディを奏でることですが、これは書き手の仕事。その前段階までがフォント製作者の仕事だと思います。

 

あと一つ加えるなら、いろんな音階(スケール)から得られるイメージで文字を作れないかとも考えました。変型をかけてもバランスが崩れないという発想は、メカニカルな音階であるコンビネーションディミニッシュスケールなんです。

なによりこんな事を考えていたら文字製作が楽しくなって来たのでした。

Q 使用できるパソコンのバージョンは?

A 【Macintosh】Mac OS X10.1 以降利用可能 。【Windows】WindowsXP / Vista 以降利用可能です 。

Q 価格設定は?

A 一番頭を悩ませました。私は以前漫画雑誌の仕事をしていて、約600ページだと約600円という感覚でした。1ページが1円。総合フォントの場合も一文字約1円で換算いたしました。費用対効果のあるお求めやすい価格にしたいと考えています。

カタカナフォントは少し割高に感じられるかもしれませんが、生活の糧としてご了承くださるようお願いいたします。

(2015年10月01日よりお求めやすく価格改定いたしました。)

 

Q どうして変型フォントに興味を持ったのですか?

A 1970年頃アルバイトで写植機に出会い、変型できることを知りました。しかし当時の変型は素人の目にも酷いものでした。翌年書籍広告レタリングやってる会社に就き(今では考えられませんが、文字修行には最高な環境!!)、溝引きを覚えました。以後はコミック雑誌のレイアウトやロゴを手掛けていました。その仕事の中で私は偶然以外に正体という枠で作図した事がないのです。そんな概念はなくどんな変型率であれ正体の気持ちで描いていました。

雑誌レイアウト等でヨコ組タイトルをフォントで組む場合、正体だと天地が余ってしまう事が多々ありました。クライアントさんから「少し長体かけてくれない?」と言われます。私は長体平体3番までは許容範囲として使って来ましたが、デジタルになり無制限な変型がまかり通る現状が不愉快でした。

50歳の頃から、変型率に対し最適なエレメントのタテヨコ比が与えられたなら、老眼になっても可読性のよいフォントになるのでは?と仮説を立てました。その実験フォントがドミナントとトニカなのです。変形解説アニメを見る

Q 変型フォントは欧文のエキスパンドやコンデンスとどう違うのですか?

A 欧文エキスパンドやコンデンスは最初からそのタテヨコ比で最適化されています。和文でもそのようなスタイルが出来ないか?と最初考えました。でもこのアイデアはトキメキませんでした。変化する文字を求めていたのです。ドミナント&トニカフォントは、正体枠に納めつつ歪みの平均化を求めたフォントです。

鉛筆で人の顔をスケッチしてペン入れすると、ほんの少しの差で主線(アウトライン)が膨らんだり縮んだりして表情が変わります。平均的な主線(アウトライン)とは何かに気づきました。

アドビイラストレータ以降、際限なく変型できる環境の中で、許容範囲を長体10番~平体5番まで設定。平体方向の変型には人間の目は鈍感なので平体5番までと限定しました。変型を何度も繰り返し、ベジエ曲線の平均的な主線を求めた変型に強いフォントです。

Q あなたにとってフォントとは何ですか?

A 過去に仕事でいろんなスタイルのロゴタイプをデザインしました。フォントもその延長線上で声優のように感情を表現すれば良いと考えていました。人は生涯で一つのスタイルしか出来ない・・・というのが持論です。自分でいろんなスタイル作ってはみても結局自分の一つの癖、スタイルに過ぎません。だからいろんな人が100人集まった方が面白いのです。

時代はどんどん流れていきますが、私のフォントは最初から旧いんです。40年強の時間の中で一通りのスタイルはやりました。今はその中から自分に興味があり、今の時代にあってもいいなと思うアイデアをまとめようと思いました。誰よりもフォントを面白がって作っています。

Q どのような分野に活かされるのか?

A 最初に老眼を自覚したのが、夜クルマの室内灯で地図を見た時でした。文字が潰れて全く読めないのでした。暗くて読めない、ピントが合わない、合うのに時間がかかるの三重苦です。日々の暮らしの中で、よりベターに読みにくさが改善されるならば本望です。

Q 今後の展開は?

A 受け入れていただけるならファミリー展開を計画しています。このコンセプトでL(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)を揃えたいです。

現在まで完成しているドミナント&トニカ展開図

A OTeditというアプリで作成しています。枠の比率設定は自由に出来ますが、正体枠に拘って作成した方が長体平体の計算が把握しやすいこと、トニカとの比較がしやすいからです。

Q どうしてドミナントを正体枠に収めたのですか?
Q メニューページのトップにあるグラフィックパターンは何ですか?

A ピアノ調律の現場で調律師さんの話を聞いたことがありました。「平均律は純正律と違い1オクターブをぴったりと合わせない、少しうなっている。さらに1オクターブ高くしたら、そのうなりが倍数になるように調律します」。その時、文字の変型とは音階のようなものではないか?と発見しました。このパターンはグランドピアノを内側から見たイメージです。

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